会社運営で資金調達に困るということは良くあります。すぐに思い付くことだと、金融機関を利用してお金を借り入れることで資金調達できます。しかし、会社の経営状況などが問題で利用できないこともあります。金融機関が利用出来ない時でも、売掛金があるならファクタリングサービスで資金調達することが可能です。
ファクタリングとは、取引先が支払う予定の売掛金を専門業者に買い取ってもらうサービスです。売掛金は売買契約の一種で、指定の期日にならないとお金が支払われません。売掛金による取引は商品を提供する事業者側は支払い日までの間で資金難に陥りやすいです。そんな時に売掛金を買い取ってもらえば資金難を解消することができます。
ファクタリングの契約方法は2つあります。業者と事業者の合意で行われる契約では、業者に売掛金を買い取ってもらった後、取引先から売掛金を回収して業者に支払います。事業者、取引先、業者の三者合意で行われる契約では、業者が取引先の売掛金を直接回収することになります。利用しやすいのは前者で、後者は取引先の合意が必要なので手間が掛かります。
ファクタリングの売掛金買取相場は満額の約80~95%になります。残りの5~20%の差額が専門業者側の手数料となります。資金調達できるとはいえ、若干損することに注意して利用しましょう。ファクタリングはあくまで金融機関を利用できない時やどうしても資金が足りない時の緊急時のサービスだと言えます。